メディ・パルHD、三菱商事 調剤事業に参入し新モデル構築へ
公開日時 2008/09/30 00:00
●クオール・エーベル合併、調剤チェーン4位の株50%超保有●東邦・スズケンも参入表面化、業界再編に新潮流かドラッグストアと調剤薬局のふたつの医薬品小売業が、M&Aの渦中にある。今年の1月と8月、総合小売最大手のセブン&アイとイオンが、調剤最大手アインファーマシーズの帰趨を巡る動きで世間の注目を集めた。一方、メディ・パルHDと三菱商事がクオールとエーベルの合併を機に、クオールの1、2番手の株主になって1年が経過、新事業モデルの構築に踏み出した。今年に入り東邦薬品やスズケンの展開も表面化、医薬品卸の調剤市場参入もタブーではなくなった。医薬品小売の系列化動向と、クオールを軸にしたメディ・パルHDと三菱商事の事業構想を追った。ドラッグストア・調剤が狙い目規制緩和、大手小売・商社動くドラッグス...