シナリオができた家庭医、総合医の制度化
公開日時 2008/10/31 00:00
日医の「認定制度」協議会が意味するもの世界的な金融経済の混乱と、政局の不透明感が混在していて、社会保障政策の行方が見通しづらい。舛添要一厚労相が9月末に独自の後期高齢者改定案を示すなど、政局を意識した暴走気味の政策提示も図られているが、政権が移るかもしれない状況を抱えるなかでは、もとより説得力のあるものとは言いがたい。このページでも触れてきたが、今年から来年への最大のテーマは「介護報酬改定」である。介護者の処遇改善と人材確保のためには、大幅な介護報酬引き上げは必至だが、そのための財源確保には大幅な介護保険料の引き上げ、消費税の引き上げが避けられない政治課題。選挙が控えている現状では、短期的で最大のテーマも本格論議には気分が重い。そういうこともあり、当面の課題については次回以降に譲り、今回は2...