大洋薬品、ヤマトで波紋も 卸シフト急ぐ 後発品使用促進 流通課題は山積
公開日時 2008/11/30 00:00
●新工場稼働で生産品目拡充、ローコストで新薬メーカー迎撃●注目のヤマト直販支援システム、急拡大は困難?衝撃じわり浸透厚生労働省は医療費抑制策の一環として、後発品を2012年までに数量ベースで30%まで拡大する目標を掲げ使用促進策を進める一方、生産品の規格展開を先発品並みに要求、流通リードタイムの短縮、品質試験厳格化などハードルを高めている。新規参入組も次々登場、後発品メーカーには厳しい試練である。後発大手の大洋薬品工業は生産受託の最大手で、幅広い生産設備と高度な生産技術で後発品展開に自信を見せる。今号は後発品の流通上の課題を点検し、その対応策を大洋薬品の新谷重樹社長に取材、あわせてヤマトの直販支援システムの可能性を考える。後発品表舞台登場で、参入激化専業メーカー・卸に高ハードル日本ジェネリッ...