聖徳太子は、実在しなかった架空の人物
公開日時 2008/11/30 00:00
常識・定説に囚われないMRMR活動を行う際の常識・定説というものがある。しかし、時と場合によっては、常識・定説に囚われない発想、行動が必要となる。日本史上、最も著名な人物・聖徳太子の例は、世の常識・定説が絶対的なものではないということを考える参考になる。「聖徳太子」の虚実一般に知られている聖徳太子(574~622年)は、用明天皇の皇子で、本名は厩戸王(うまやどおう)。生まれながらに豊かな教養と優れた政治理念を持ち、叔母の推古天皇から皇太子、摂政に任命され、天皇に代わって国政を指導。冠位十二階、憲法十七条の制定などにより内政を整備し、遣隋使を派遣して進んだ大陸文化の導入にも努めた偉大な政治家というものだろう。思想的には仏教に帰依し、法隆寺、四天王寺を建立し、法華・維摩・勝鬘経の注釈書である『三...