スタチン製剤 高脂血症薬市場の8割超で使用
公開日時 2012/06/28 00:00
リピトール特許切れ5か月で25%超がGEに日本が開発のきっかけを作った高脂血症治療薬・HMG-CoA還元酵素阻害薬(通称・スタチン製剤)は、今や全世界に広がった。日本では1989年に初めてプラバスタチン(国内製品名=メバロチン、以下同)とシンバスタチン(同リポバス)が上市され、プラバスタチンは国内売上高で1000億円超にまで達した。さらに米国で登場したアトルバスタチン(同リピトール)は、最盛期には年商100億ドル超となり、世界売上NO.1の地位に10年以上君臨した。そのリピトールが2011年11月末、日米でほぼ同時に特許切れを迎え、米国では特許失効から1か月で年商の約1割がジェネリックに切り替わったとされる。そこで今回は国内の高脂血症治療薬市場を概観する。医療情報総合研究所(JMIRI)の処...