バイエル薬品 申請中の滲出型加齢黄斑変性治療薬 参天製薬と販売提携
公開日時 2012/05/09 04:01
バイエル薬品と参天製薬は5月8日、バイエルが承認申請中の滲出型加齢黄斑変性治療薬VEGF Trap-Eye(アフリベルセプト硝子体内注射液)について、日本国内での販売提携契約を締結したと発表した。バイエルが承認取得後、両社MRが共同で販促し、参天が販売する(製造販売元=バイエル、発売元=参天)。同治療薬を手掛けるMR数は、バイエルが「眼科領域事業部で展開するが、人員数は非開示」(広報部)、参天が約400人。
バイエルは同治療薬を2011年6月に承認申請した。同治療薬で国内眼科市場に本格進出するバイエルは、今回の提携のねらいについて、「国内医療用眼科薬のリーディングカンパニーの参天製薬と提携することにより、より広範な眼科医にVEGF Trap-Eyeに関する最新情報をお届けすることで、加齢黄斑変性治療への貢献を目指したい」とコメントした。
一方、参天は、「前眼部領域疾患ではフルラインナップの医療用眼科薬を提供しているが、治療薬が未充足の滲出型加齢黄斑変性を含む後眼部領域にVEGF Trap-Eyeという優れた製品が新たに加わることで、患者の治療ニーズに応えるとともに、患者QOLの向上により一層貢献できる」とコメントした。