そーせい 口腔咽頭カンジタ症治療薬 国内臨床開発開始
公開日時 2012/03/09 04:01
バイオベンチャーのそーせいは3月8日、免疫不全や糖尿病などの患者に見られる口腔咽頭カンジタ症の治療薬として「SO-1105」の国内フェーズ1を開始したと発表した。同症治療薬としてはゲル剤が知られているが、1日4回など頻回に投与しなければならないうえに口腔内にまんべんなく塗る必要があるなど使用感が良くない面があった。SO-1105は、1日1回歯ぐきに接着させ、そこから24時間、成分のミコナゾールを放出させる国内初の仕組みで、患者の使いやすさが特徴の一つ。承認申請のめどなどは開示していないが、欧米ではすでに承認されていることから同社は、国内フェーズ1終了後、海外臨床データを活用しつつ開発を進める。