米イーライ・リリーとImmunoGen社が提携 TAP技術の利用権で合意
公開日時 2011/12/26 04:00
米ナスダック上場のImmunoGen社(本社・マサチューセッツ州ウォルサム、Daniel M. Junius最高経営責任者)と米イーライ・リリーは12月20日、ImmunoGen社が有する抗腫瘍化合物をモノクローナル抗体利用して腫瘍細胞に運搬する「Targeted Antibody Payload (TAP) 」技術の利用権をイーライリリー)社にライセンスすることで合意したと発表した。
今回の提携でリリーは契約一時金として2000万ドルをImmunoGen社に支払うほか、提供されるライセンスによる達成報奨金として約2億ドル、その他に販売にこぎつけた場合はロイヤリティーが支払われる予定。
基本的にTAP技術を利用した抗体医薬品の開発、製造、マーケティングはリリーが行うが、ImmunoGen社が研究や製造での支援を行った場合は、これに応じた財政支援をリリーから受けることができる。なお、ImmunoGen社はがん領域に特化したTAP技術で、既にリリー以外にはノバルティス、バイエル、サノフィ、アムジェン、ロシュなどと提携している。最新の年間売上高は1930万5000ドル。