米イーライ・リリー シンセス社と整形外科領域での共同研究開発で合意
公開日時 2011/06/17 04:00
米イーライ・リリー社は9日、骨接合材専門メーカーのシンセス社(本社・ペンシルバニア州ウェストチェスター、Michel Orsinger最高経営責任者兼社長)と骨粗鬆症や骨折を含む整形外科領域での共同研究開発で合意に至ったことを発表した。
合意ではシンセス社が有するバイオマテリアルを基礎にリリーが有する前臨床段階の化合物を利用した治療法の共同開発するほか、リリーが販売する骨粗鬆症治療薬・フォルテオ(一般名・テリパラチド 遺伝子組換え)について、骨折も含む他の整形外科領域疾患治療での評価も共同で行う。
また、フォルテオについてはアメリカやアメリカ以外の一部の国でのコ・プロモーションにも乗り出す。提携に伴う契約金などは非公表。
シンセス社は現在、アメリカにグローバル本部を置いているものの、会社の発祥はスイスで1996年に前身のStratec Holding社がスイス証券取引所に上場。従業員数約1万1400人。2010年の売上高は36億8700万ドル。