ゼリア 機能性ディスペプシア治療薬(Z-338/YM443)を国内承認申請
公開日時 2010/09/30 04:00
ゼリア新薬は9月29日、アステラス製薬と共同開発してきた食後の膨満感などを伴う消化器疾患の1つである機能性ディスペプシア(FD)の治療薬として、アコチアミド(一般名、開発コード:Z-338/YM443)を、厚生労働省に承認申請したと発表した。
ゼリアが創製した新規化合物で、消化管運動の亢進に関わる神経伝達物質アセチルコリンの分解酵素であるアセチルコリンエステラーゼを阻害する作用により、胃運動のテイカや食物排泄がスムーズに進んでいない状態を改善するという。承認後、発売にあたってはアステラス製薬と同一販売名称で共同販売することになっている。