23年度医療用医薬品売上3.6%減 増収4社、減収6社
主要10社の国内トップライン(決算ベース)
公開日時 2024/07/01 00:00
国内の医療用医薬品売上が2023年度に1500億円以上あった10社の23年度業績を集計した結果、国内医療用薬売上は計3.6%の減収となった。増収は4社、減収は6社だった。日本を含むグローバル(全世界)の医療用薬売上とも比較すると、全社で、国内売上の伸び率はグローバル売上の伸び率を下回っていた。薬価の毎年改定に加え、日本でも後発品やバイオシミラー(BS)の浸透スピードが速くなった。販売権の契約終了も少なくない。国内売上上位企業の多くで、国内の厳しい業績を、グローバル製品の海外売上でカバーしている現状が改めて浮き彫りになった。(神尾裕)第一三共国内13.3%増収10社(以下表を参照)の22年度、23年度、24年度計画の国内及びグローバルの医療用薬売上(以下、売上)を集計した。中外製薬と大塚HDは...