MRを早期退職し40代で医師に
消化器内科医 福山 俊彦 さん
公開日時 2023/08/01 00:00
「僕は最後までMRの味方でいたい」会社から良い薬だと言われているにも関わらず、なぜ処方が伸びないのか――。そんな疑問を契機に医師になったMRがいる。現在、神戸市北区の春日病院で副院長を務める福山俊彦さんだ。MRとして10年間勤務した後、早期退職制度を利用して退職し、医学部合格を勝ち取った。医師とMR――。双方の立場を知った今も、「MRは人の役に立つ仕事。(大きな意味で)チーム医療のなかにMRはいる」と言い切る福山さん。MRを取り巻く環境が変化するなかでも、「僕は最後までMRの味方でいたい」とエールを送っている。(岡山友美)〔略歴〕1995年に九州大学農学部を卒業後、九州大学大学院農学研究科に進む。大学院ではバイオテクノロジー分野で遺伝子操作動物を用いて食事成分と疾患との関連などに...