参加法人の“受益ありき”で法人の規模を拡大
湖南メディカル・コンソーシアムが示す地域医療の未来像
公開日時 2021/09/01 00:00
施設の持続性高め地域包括ケアシステム実現へ参加法人の医療の質向上や経営効率化を図る狙いから2017年に制度化された地域医療連携推進法人(以下、推進法人)。2021年7月現在、28法人が認定されているが(表)、まだそれほど地域医療に大きなインパクトを与えるまでに至っていないとの評価も少なくない。そんななか滋賀県草津市の地域医療連携推進法人湖南メディカル・コンソーシアムは「推進法人のモデル」として期待を集めている。特徴を一言で言うなら本部機能の強化、一元管理による参加法人のオペレーションの標準化であろう。これまでの推進法人のあり方に一石を投じ、地域医療の未来像を大きく塗りかえていく可能性を秘める湖南メディカル・コンソーシアムの取り組みを紹介する。(富井和司)推進法人は着実に増加も精彩欠く活動内容...