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SQREEM Japan合同会社 独自AI技術の製薬特化型メディカルプラットフォーム「モノリス」を発表

公開日時 2020/09/02 04:49
SQREEM Japan合同会社は9月1日、独自のAI技術を製薬業界に特化させたメディカルプラットフォーム「モノリス」のサービス提供を開始したと発表した。クッキーやIPアドレスなどの個人情報を使わずにオープンデータをマージすることで、医師や患者のインサイト分析を行うことができる。その結果、適切なオーディエンスとカスタマージャーニーをAIが導き、医師や患者に直接リーチしてコミュニケーションをとることが可能という。同社はモノリスを通じ、MR、自社サイト、3rd Party Mediaに次ぐ「第4の新しい選択肢」というポジションを目指す考えだ。

同社は、独自のAI技術を利用してインターネット上のオープンデータを収集・解析し、データベース化する世界最大規模の「行動パターンデータアグリゲータ」を名乗る。同社が独自開発したAIは、全世界30億人分の行動パータンをリアルタイムに分析する行動分析に特化した次世代技術を構築した。今回発表した「モノリス」は、クッキーなどの個人情報を一切使用せず、医師や患者のインサイト行動分析から実際のコミュニケーションまでのエンドツーエンドのサービスを提供することができる。

◎薬機法に抵触しない新たなコミュニケーション手法を確立

さらに、独自の自立分散型オーケストレーションシステムを採用することで、薬機法に抵触しない新たなコミュニケーション手法を確立した。この技術の活用により、患者向けの疾患啓発についても、直接の情報提供や病院検索なども可能になるという、まさに製薬業界に特化したメディカルプラットフォームを構築した。

同社は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、コミュニケーションにおいても様々な変化が起こると予想している。医療者同士、医師・患者間の感染リスク回避など、デジタル技術を活用した医師や患者への効率的・効果的な情報提供が求められると強調する。さらに、人口の高齢化や革新的新薬の上市などで、治療を継続しながら社会生活を過ごす患者が増えることを予測し、患者の日常を理解することへのニーズが高まると指摘する。希少疾患やスペシャリティ分野においては、医師や患者のニーズ把握や、効率的な情報の伝達の必要性が高まることなどを想定している。

◎中野本部長「“第4の新しい選択肢”としてビジネスに貢献」

同社執行役員Pharmatec & Communications事業本部本部長の中野清隆氏は、「これらの環境変化の中で、弊社は“第4の新しい選択肢”として、既存のやり方とは異なる次世代AI技術を活用し、あくまでも顧客のビジネスに貢献することを第一に考えている」と強調。「顧客の抱える課題を共有し、グローバルで持つ知見も活用しながら変革を支援していきたい」とコメントした。

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