MSD 抗HIV薬・ピフェルトロ発売 新規の非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
公開日時 2020/02/19 04:50
MSDは2月17日、抗HIV薬・ピフェルトロ錠100mg(一般名:ドラビリン)を発売した。薬価は、100mg1錠 2147.80円(1日薬価:2147.80円)。
同剤は、新規の非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)で、主要なNNRTI耐性ウイルスに高い活性を示すとされる。核酸系逆転写酵素阻害薬2剤の併用下で1日1回、経口投与する。食事の有無にかかわらず、効果を発現するのが特徴。
同社によると、同剤は、未治療のHIV-1感染患者を対象とした海外の臨床試験で、対照薬の有効性に対して非劣性であり、同剤の忍容性は良好であることを示した。また、既治療のHIV-1感染患者を対象とした海外の臨床試験では、ベースライン治療からドラビリンを含む配合剤への切り替えた場合と、ベースライン治療を継続した場合と比較して、有効性の非劣性および良好な安全性プロファイルを示した。
同剤は、HIV-1感染症に対する治療薬として、現在、米国およびEUを含む30カ国以上で承認されている。
【訂正】下線部に誤りがありました。訂正します(2月19日10時50分)