『Global Clinical Trialへの挑戦』 アジアンスタディの推進は ドラッグラグ解消の一手
公開日時 2009/12/27 00:00
臨床開発の現場では、アジア人を対象にしたアジアンスタディが注目を集めている。国境の垣根を超えたグローバルスタディーが医薬品開発の主流となるなかで、国際共同治験を積極的に推進しているバイエル薬品のエリックルベール開発本部長と、ブルーノロッシー経営企画本部長の2人にお話を伺った。(望月英梨)バイエル薬品エリックルベール開発本部長―バイエル薬品では、国際共同治験が占める割合が多いと聞きます。ルベール氏弊社では2009年末時点で臨床第3相試験(P3)にある15件のうち、13件が国際共同治験による開発を進めています。これは、P1を除く件数の85%に当たります。EFPIAJAPAN(欧州製薬団体連合会)のデータによると、2008年度に加盟各社が実施している治験のうち、国際共同治験は55%ですから、水準よ...