GSK 尋常性ざ瘡治療薬デュアック配合ゲル ポーラに製造販売承認を承継へ
公開日時 2016/02/05 03:50
グラクソ・スミスクライン(GSK)はこのほど、尋常性ざ瘡(にきび)治療薬デュアック配合ゲル(一般名・クリンダマイシンリン酸エステル/過酸化ベンゾイル)の製造販売承認をポーラファルマに承継する予定と発表した。承継日は開示していない。皮膚科領域に強みを持つポーラが同剤を手掛ける方が、より多くの患者に同剤を提供できると判断した。ポーラにとっては皮膚科用薬のラインナップ強化につながる。
同剤は15年7月の発売時からポーラが流通、情報提供活動を行い、GSKが製造している。製造販売承認の承継後も、このスキームは変わらない。ただ、ポーラが製造販売承認を持つことで市販直後調査やPMSも担うようになり、安全性情報などの収集や医療現場へのフィードバックがより迅速になる。
同剤は、皮膚や毛包漏斗部でのアクネ菌の増殖抑制が期待できるリンコマイシン系抗菌薬のクリンダマイシンと、殺菌作用と角質剥離作用を有する酸化剤の過酸化ベンゾイルを配合した外用剤。尋常性ざ瘡治療薬として国内初の配合剤。