GSK にきび治療配合薬デュアック配合ゲルを新発売 ポーラが流通・販促
公開日時 2015/07/21 03:51
グラクソ・スミスクライン(GSK)は7月17日、尋常性ざ瘡(にきび)治療配合薬デュアック配合ゲル(一般名・クリンダマイシンリン酸エステル水和物/過酸化ベンゾイル)について、ポーラファルマが流通及び情報提供活動を行う販売提携契約を締結したと発表した。また、同剤を同日に新発売したことも発表した。製造販売承認は引き続きGSKが保有する。
GSKのフィリップ・フォシェ社長は、「ポーラファルマ社は長年皮膚科領域に特化し、皮膚疾患に関する経験も豊富である」と提携理由を説明。ポーラの稲岡靖規社長は「デュアック配合ゲルの情報提供に努めることで、尋常性ざ瘡で苦しむ患者さんの治療に新たな選択肢を届けることができ、一層の貢献ができるよう努めていく」とコメントしている。GSKとポーラは09年~11年に、抗ヘルペスウイルス薬ゾビラックスなど複数製品を共同販促した実績がある。
同剤は、皮膚や毛包漏斗部でのアクネ菌の増殖抑制が期待できるリンコマイシン系抗菌薬のクリンダマイシンと、殺菌作用と角質剥離作用を有する酸化剤の過酸化ベンゾイルを配合した外用剤。尋常性ざ瘡治療薬として国内初の配合剤となる。用法・用量は1日1回、洗顔後に患部に適量を塗布する。中医協資料によると、薬価は157.40円/1gで、1日薬価は314.80円。