バイタルネット 調剤薬局チェーンのオオノを子会社化へ
公開日時 2014/07/09 03:50
医薬品卸のバイタルネットは7月8日、臨時取締役会で、宮城県仙台市に本社を置き、宮城県を中心に1都5県に50店舗を超える調剤薬局を展開するオオノの発行済み株式を全て14日に取得し、子会社化すると発表した。
バイタルネットは、東北6県と新潟県を主な事業エリアとしており、グループ会社が仙台と新潟、東京で薬局事業を展開している。子会社化により、オオノが展開する事業エリアを強化でき、医薬品卸と薬局を通じ、在宅医療・介護も視野に入れた「地域包括ケア」に寄与できる体制づくりと収益力の強化を目指す。
今回の株式譲受は、オオノの創業者であり、大株主であった故大野武氏(オオノ前代表取締役会長)から、当社に対して、同氏以外の株主が保有する株式を含めた株式会社オオノの発行済株式全ての譲渡の申入れがあり、オオノ、故大野武氏、大野美智子氏(オオノ現代表取締役会長)、バイタルネットの間で協議を行ってきたという。その結果、8日に大野美智子氏との間でオオノの株式譲渡に関する契約を締結したとしている。