MSD 糖尿病患者の生活習慣改善サポートアプリで事業提携、エーテンラボ社と
公開日時 2018/10/30 03:50
MSDは10月29日、エーテンラボ社(東京都渋谷区、長坂剛CEO)が開発した「三日坊主防止アプリ みんチャレ」に、糖尿病患者の生活習慣改善シリーズを加えることの事業提携を始めたと発表した。糖尿病治療では食事療法や運動療法も重要。糖尿病患者の生活習慣の改善サポートをアプリを通じて行うことで、社会や患者に貢献できると判断した。
MSDは、「医薬品提供の価値をより高めるとともに、医薬品提供にとどまらないサービスやソリューションの提供で社会に貢献することを目指している」としている。
MSDはスタートアップ企業向けのビジネス開発支援活動を行っている。2017年に糖尿病領域に特化したビジネスプランコンテスト「Diabetes Innovation Challenge」を開催し、エーテンラボが最優秀賞を受賞した。今回の提携は、そのアイディアが実現したもの。MSDはエーテンラボに、糖尿病の病態や糖尿病患者に必要なことなどの助言をしたという。
「みんチャレ」は、新しい習慣を身につけたい人が5人でチームを組み、チャットで励ましあいながらチャレンジするアプリ。App StoreやGoogle Playなどで「みんチャレ」と検索し、ダウンロード(無料)して使う。チャレンジしたい習慣を50ほどあるカテゴリーから選ぶ。今回の糖尿病関係の「みんチャレ」では、「食事・運動療法も、お薬の服用も、まずは続けてみることから始めましょう!」としている。