四国を営業エリアとする医薬品等卸アスティスの取締役専務執行役員・営業本部長の阪本正夫氏（写真）が、同社代表取締役社長に昇格すると、親会社のスズケンは２月26日に発表した。2004年からアスティス社長を務めてきた藤田皓二氏は代表権のある会長に異動する。今回の人事の理由についてスズケンは「経営体制の強化、充実を図り、さらなる企業価値の向上を目指すため」としている。

阪本氏は1961年11月生まれ、56歳。84年４月にスズケン入社。2010年に仙台営業部長に就任。14年４月には中国地方をエリアとするサンキに出向し、専務取締役営業本部長を務め、16年４月からアスティスに出向し、現職。

また、医療機器、医療材料、診断薬、ニュートリションの営業を強化するため営業本部内に「メディカル推進部」を４月１日付で設置する。現在ニュートリションと医療機器等に分かれていた組織を統合し、部に昇格させる。同部長には、取締役執行役員の神原仁氏が就く。