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ノボ 郡山市と糖尿病対策で連携協定 地域の課題解決を支援

公開日時 2018/02/15 03:50

ノボ ノルディスクファーマは2月13日、福島県郡山市と「糖尿病対策に関する包括連携協定」を締結したと発表した。同社の国内唯一の生産拠点が郡山にあり、糖尿病の予防や治療体制が重要課題となっていることから、ノボが持つ治療アクセスに関する知見などで支援し、同市の地域特性に合った形で効果的な対策を共同で検討する。効果的な体制づくりを通じ、ビジネスにも活かしたい考え。

同社にとって、このような自治体との協定締結は日本では初めて。同社によると、2017年10月に、日本法人のベック社長から品川市長に提案し、実現した。糖尿病の予防、健診と受診の橋渡し、適切な治療の選択、治療の継続といった糖尿病治療の課題が、共に取り組む中心的なテーマになる。これら課題について郡山の地域特性に合った形で、どのような対策が効果的かなど、両者による合同プロジェクトチームで検討し、具体化を図る。メンバーは開示していないが、ニーズに応じ営業などの社内専門職の活用し対応するとしている。

今回の協定について同社は、社会的な課題をビジネス戦略として取り組むという創業当時からの理念に基づくものだとしている。糖尿病薬を扱う同社だが、薬剤だけで患者の抱える課題を解決できないことから、その解決を支援することにより、患者や地域への利益をもたらし、適切な治療選択、アドヒアランスの向上につながれば、最終的には同社のビジネスにも寄与するとみているという。

協定締結は同日には郡山市役所で行った。ノボ日本法人のオーレ ムルスコウ ベック社長(右)は、「郡山市が抱える課題に一緒に立ち向かい、郡山市と郡山市民に貢献していく」とコメント。郡山市長の品川萬里氏(左)は「協定締結を契機に、日本一健康な都市を目指して、糖尿病対策のさらなる推進に向けた取り組みを進める」としている。

他の地域への展開について同社は、地域は決まっていないが可能性を探るとしている。なお、ノボ社は、海外で糖尿病対策として「Cities Changing Diabetes」を欧米や中国の一部都市と実施してきているが、これと今回の日本の取り組みは直接的には結びついたものではないという。

 
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