糖尿病診断基準マーカー迅速検査システム 「チェッカート」 塩野義から東洋紡に販売移管 10月1日
公開日時 2017/09/27 03:50
東洋紡はこのほど、医療現場での糖尿病診断を補助するための迅速検査システム「チェッカート」を、塩野義製薬から製造販売権の移管を受けて10月1日から販売を始めると発表した。グリコヘモグロビン、グルコース分析装置「チェッカートリーダー」とその専用キットを扱う。同社は臨床検査関係の製品を扱っている。
このシステムは糖尿病の診断、病態管理でチェックする血液中のHbA1c濃度と血糖値の2項目を同時に測定できる。医療現場で、指先のわずかな穿刺血から、HbA1c濃度と血糖値をそれぞれ5分、3秒で測定することが可能という。このシステムは、塩野義製薬が2013年2月に新発売。東洋紡には、10月1日、塩野義製薬からチェッカートリーダーの製造販売権が移管される。
希望小売価格(税抜き)は次のとおり。「チェッカートリーダー」22万5000円。専用試薬キット「チェッカートHbA1c」4800円/1箱(10回分)、 「チェッカートGlu」4500円/1箱(50回分)。