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MSD 経口C肝薬エルバスビル・グラゾプレビル併用療法を国内申請

公開日時 2016/03/14 03:52

MSDは3月11日、経口C型慢性肝炎治療薬としてエルバスビル(一般名)とグラゾプレビル水和物(同)を日本で承認申請したと発表した。エルバスビルはNS5A阻害薬、グラゾプレビルはNS3/4Aプロテアーゼ阻害薬で、ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎患者(代償性肝硬変患者を含む)を対象とする治療薬として開発された。この2種類の経口薬を1日1回投与して用いる。

米国では優先審査の結果、16年1月に製品名「ZEPATIERTM」として、ジェノタイプ1、4型のC型慢性肝炎患者(代償性肝硬変患者を含む)を対象とするリバビリン併用または非併用の治療薬として承認されている。

なお、日本ではジェノタイプ1型の経口C型肝炎治療薬として、▽ブリストル・マイヤーズのダクルインザ錠・スンベプラカプセル併用療法(一般名:ダクラタスビル(NS5A阻害薬)、アスナプレビル(NS3/4Aプロテアーゼ阻害薬)) ▽ギリアド・サイエンシズのハーボニー配合錠(一般名:レジパスビル(NS5A阻害薬)、ソホスブビル(核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害薬)) ▽アッヴィ合同会社のヴィキラックス配合錠(一般名:オムビタスビル(NS5A阻害薬)、パリタブレビル(NS3/4Aプロテアーゼ阻害薬)、リトナビル(ブースター))――が販売されている。MSDのエルバスビル・グラゾプレビル併用療法が承認されれば4番手となる。

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