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独BI バーナー会長会見 糖尿病薬が伸長 がん領域参入も成功

公開日時 2014/04/16 03:53

独ベーリンガーインゲルハイムのアンドレアス・バーナー会長は4月15日、ドイツ本社で会見し、2013年通期業績が売上高140億6500万ユーロ(ユーロベース前年比4.3%減)、営業利益21億1400万ユーロ(同14.1%増)、純利益13億2400万ユーロ(同6.6%増)の減収増益になったと発表した。売上高については為替調整ベースでは増収となっており、為替差損の影響を受けたほか、主力品である降圧薬(アンジオテンシン受容体拮抗薬)のミカルディスが複数の国での特許失効したことなどが全体としての減収につながった。


バーナー会長は、「新たな糖尿病領域での成功も含め、ここ数年でいくつかの成功もおさめている。糖尿病領域では2013年実績で5億ユーロを超える売上高を生み出した。また、2013年にはアファチニブの上市により新たにがん領域への参入にも成功した」と語り、これら領域が今後の大きな成長ドライバーになるとの見解を表明した。


セグメント別売上高では医療用医薬品事業108億9100万ユーロ(同4.5%減)、コンシューマーヘルスケア事業14億7300万ユーロ(同2.1%減)、アニマルヘルス事業10億7000万ユーロ(同0.8%増)、バイオ医薬品事業4億4900万ユーロ(同18.2%減)。地域別では米州64億1100万ユーロ(同7.2%減)、ヨーロッパ42億6700万ユーロ(同1.7%減)、アジア・オーストラリア・太平洋州・アフリカ33億8700万ユーロ(同5.7%減)。日本国内での医療用医薬品売上高は同社の中で最も大きな為替差損の影響を受けたこともあり、前期比12.4%減の15億3400万ユーロとなった。なお2013年通期の研究開発費は27億4300万ユーロ(同1.9%減、売上高比19.5%)。


医療用医薬品の主な製品別売上高は、長時間作用型吸入気管支拡張薬・スピリーバ35億5200万ユーロ(同0.3%減)、高血圧症治療薬(胆汁排泄型持続性AT1受容体拮抗薬)・ミカルディス13億7300万ユーロ(同15.4%減)、直接トロンビン阻害薬・Pradaxa(国内商品名・プラザキサ)12億600万ユーロ(同8.8%増)、気管支拡張薬配合剤・コンビベント7億7100万ユーロ(同12%減)、2型糖尿病治療薬(胆汁排泄型選択的DPP-4阻害薬)・Trajenta(国内商品名・トラゼンタ)4億7400万ユーロ(同150.8%増)。

【訂正】
上記記事中の「15億3400万ドル」は、正しくは「15億3400万ユーロ」でした。訂正します。

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