進行・再発子宮体がんに対するキイトルーダとレンビマ併用療法
レンビマの副作用管理、irAE対策が処方継続の肝に
公開日時 2023/07/01 00:00
子宮がんは国内外で患者数が増加しており、薬物治療では殺細胞性薬剤による化学療法がメインとなるが、進行・再発子宮体がんの治療においては長らく有効な二次治療が望まれてきた。そうした中で近年、高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する進行・再発子宮体がんに対し、免疫チェックポイント阻害薬キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)が使用可能となった。さらに2021年12月には、キイトルーダと分子標的薬レンビマ(同レンバチニブ)の併用療法が「がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体がん」で承認され、子宮体がんの薬物治療は新たな局面を迎えている。そこで今回は、これまで選択肢があまりなかった難治性の進行・再発子宮体がん治療に対するキイトルーダとレンビマ併用療法を取り上げ、医療情...