MRのスペシャリティシフトが企業価値を左右
プライマリ領域での差別化難しく、評価数も上がらず
公開日時 2023/02/01 00:00
2023年版の「優れているMR」の企業ランキングは、武田薬品が前回の2位から首位に返り咲いた。ここ数年は、武田薬品(2019年版)→第一三共(2020年版)→武田薬品(2021年版)→第一三共(2022年版)と交互にトップを取り合う状況が続いている。異なるのは、前回9位のアステラス製薬が2位に入り、武田薬品と第一三共の2強構造を崩した点である。理由は明白で、アステラス製薬89票のうち、今年から集計している泌尿器科で47票を荒稼ぎしたからだ。また、呼吸器科で1位のアストラゼネカは全体4位に食い込み、今年も精神神経科トップの大塚製薬と皮膚科トップのマルホは前年より票数を減らしたものの、全体で10位圏内を維持した。プライマリ領域で差別化が難しくなっている中、スペシャリ...