2型糖尿病薬ツイミーグ 第一選択とするかに6割超が「判断できない」
2つの作用機序に期待も、今後のさらなる検証が必要
公開日時 2022/09/01 00:00
糖尿病の90%を占める2型糖尿病は、遺伝的素因によるインスリン分泌能の低下に、生活習慣の悪化に伴うインスリン抵抗性が加わり、インスリンの相対的不足によって発症する。インスリン分泌能の低下が著しい場合などはインスリン療法の適応となるが、そのほかにも経口血糖降下薬としてSU薬やDPP-4阻害薬などインスリン分泌促進作用を持つ薬剤、BG薬などインスリン抵抗性への改善作用を持つ薬剤、さらに注射薬であるGLP-1受容体作動薬など多種多様な治療薬が、糖尿病の病態に合わせて使用されている。2021年9月に2型糖尿病治療薬として発売されたツイミーグ錠(一般名:イメグリミン)は、ミトコンドリアの機能を改善する新規作用機序の薬剤。膵β細胞からのインスリン分泌低下や、肝臓、筋肉などでのインスリン抵抗性の...