患者との協働で安心・安全な医療づくりを促進
DHTを用いた糖尿病診療の実践
公開日時 2022/07/01 00:00
蓄積するデータへの向き合い方で価値や質を左右コロナ禍を背景にオンライン診療の普及に弾みがつき、それに伴ってさまざまなデジタルヘルスツール(DHT)が開発・運用されている。場所を選ばずにリアルタイムで血圧や血糖値などの診療データを計測・共有できるDHTの活用は、医療者と患者のコミュニケーションを促進することによって、オンライン診療の質を高めることが可能だ。神奈川県川崎市にある中野島糖尿病クリニックでは、持続グルコース測定器を用いたオンライン診療を積極的に展開し、新たな糖尿病診療のあり方を模索している。同クリニックに勤務する渡部ちづる医師にDHTを用いた糖尿病診療の重要性や留意点などを聞いた。(富井和司)いつでも血糖を測れるDHTが糖尿病診療の新たな形をつくるオンライン診療については、対面診療で...