1型糖尿病を周知し「差別のない世の中にしたい」
元阪神タイガース投手 Family Design M 代表取締役 岩田稔さん
公開日時 2022/05/01 00:00
生活習慣病との誤解生む「呼称の見直し」に期待感「1型糖尿病の子供の希望の星になる」と宣言した現役生活にピリオドを打った、元プロ野球・阪神の岩田稔投手。引退後は疾患の周知、認知度向上に取り組む。病気を理由に自身が経験した「内定取り消し」に加え、1型の子供・家族との交流で、差別に抗えない幼い子の存在や「生活管理が悪い」と誤解されがちな親の悩みを知り、思いを強くした。「1型の一般的な呼び方を『インスリン欠乏症』にできないか」――。患者ならではの発想を専門家にぶつけ、差別のない世の中に変えるため、第二の人生のマウンドでも全力投球する。(半田良太)〔略歴〕1983年生まれの38歳。甲子園常連の大阪桐蔭高校2年生の冬、風邪を引いた際のウイルス感染が原因で1型糖尿病を発症。病気を理由に社会人チームへの内定...