合同会社Kiku塾代表菊岡正芳encourageleader@gmail.comＭＲの対話力向上のトレーニングを見ていると、顧客である医療者とテンポ良く会話を弾ませることが良いコミュニケーションと捉えていることが大半です。流暢に製品データを紹介する、医師からの質問等に適切にかつ迅速に答える。著者が製薬会社勤務の時代にもQuickResponseというロールプレイがあり適切な応答を迅速に行う練習を実施していました。テンポ良く会話を進めることが医療者との良いコミュニケーションなのかを考えてみます。良いコミュニケーションのための事前準備ＭＲの聴く力を高める講座やコーチ養成講座の受講生の中に「良いコミュニケーションは、テンポの良い会話と思っていました」と話す人が少なからず存在します。具体的にどんなテ...