カケハシ 「Musubi AI在庫管理」の提供開始 薬局の業務効率化と欠品・在庫リスクno 軽減支援で
公開日時 2021/09/10 04:49
カケハシは9月8日、薬局の業務効率化と医薬品の欠品・在庫リスクの軽減支援を目的とした「Musubi AI在庫管理」の提供を開始したと発表した。AIによる高精度の患者来局予測や独自コードによる医薬品在庫管理などに基づく半自動発注や店舗間在庫融通などの機能を有する薬局向けのクラウド型在庫管理・発注システムだ。
薬局にストックされている医薬品のうち、処方内容の変更や治療終了などで使用期限を迎えて廃棄されるリスクは年間約280億円に及ぶという。不動在庫は薬局経営の課題の一つにあげられている。一方で、これまでは適切な需要予測の難易度が高いことから、薬剤師の勘と経験に依存した発注オペレーションが主流となっていたという。
同社としては、薬局の在庫管理・発注にかかわる総合的な課題解決を目指すAI在庫管理を提供することで、「AI技術を駆使した薬局DXを推進し、薬局の経営改善と患者満足の向上に貢献したい」と強調している。なお、「Musubi AI在庫管理」は、Pharmarketが提供する医薬品二次流通サービス「Pharmarket」と連携し、不動在庫を自動的に検知して医薬品売却の簡易見積を可能にする「らくトク売却」機能(2022年提供開始予定)を無料オプション提供できる。これにより薬局の在庫管理・発注にかかわる総合的な課題解決を推進する。