新規成分36品目、効能追加など51品目 CKDやADに注目新薬
【開発品リスト】21年8月版 申請品目リスト
公開日時 2021/08/01 00:00
軽度認知障害の進行や、慢性腎臓病(CKD)によって引き起こされる腎不全などの疾患は、いずれも患者QOLの低下だけでなく、家族の負担や労働生産性の維持、さらには社会的コストの増大にも影響する。超高齢社会が目前に迫る日本において、疾患の克服と同時に、社会的課題を解決するための新たな治療の選択肢となり得る革新的な新薬の登場が待ち望まれている。ミクス編集部が製薬企業68社の国内フェーズ2以降の開発品を集計したところ、21年7月12日までの申請品目数(=プロジェクト数)は87品目あった。内訳は新有効成分含有医薬品が36品目、効能追加などが51品目だった(国内未承認成分の複数プロジェクトで承認申請されている場合、いずれも新有効成分として集計)。申請品はがん関係が20以上と最多。このうち免疫療法薬オプジー...