鈴木前医務技監 アウトカムベースの支払方式を提案
第4回ヘルスケア・イノベーションフォーラム
公開日時 2021/08/01 00:00
「データで客観的チェックを」岡本前財務次官第4回ヘルスケア・イノベーションフォーラム(日本イーライリリー、PhRMA共催)が6月9日、オンラインで開催された。医療提供者側のシステム・イノベーションを論じた前厚労省医務技監で国際医療福祉大学副学長の鈴木康裕氏は、現行の医療行為ごとに定めた診療報酬の支払方式を「アウトカムベース」の評価に見直す考えを提案。これに前財務省事務次官で日本生命保険相互会社特別顧問の岡本薫明氏は、「フリーアクセス、自由開業制、そして出来高払いに慣れたシステムの中で、トータルで要する医療費がやってみないと分からないということが一つの問題だった」と賛同した。岡本氏は、データに基づいて客観的にチェックできるシステムをしっかり構築することが医療保険全体の将来の安定性につながると強...