「まちづくり」通してゼロ次予防と地域活性化を両立
志村フロイデグループが創る地域共生社会
公開日時 2021/03/01 00:00
多様なネットワーク網で取りこぼしのない仕組み構築へ住み慣れた地域で住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステム。団塊世代が後期高齢者になる2025年を目途に構築が進められているが、茨城県常陸大宮市の志村フロイデグループは20年以上前から医療・介護の一体的提供に取り組み、同地域のきめの細かいケアシステムを築くうえで中心的な役割を果たしてきた。そして近年では全世代・全対象型の地域包括ケアを掲げ、「まちづくり」へと進化を遂げている。医療や介護といった次元を越え、「地域共生社会」を踏まえた新たな社会とヘルスケア提供モデルを創ろうとする同グループの実践をレポートする。(富井和司)早くから病院機能を転換し地域包括ケアの確立に注力志村フロイデグループ(以下、SFG)は、医療法...