アステラス製薬 生産子会社の焼津技術センターに無菌製剤の製造ラインを新設
公開日時 2021/01/27 04:49
アステラス製薬は1月25日、生産子会社のアステラス ファーマ テックの焼津技術センター(静岡県焼津市)内に無菌製剤の製造ラインの新設すると発表した。新設するのは、抗体医薬品の商用製剤と治験薬製剤の製造ラインで、それぞれ既存の建物内に整備する。同日から、商用の製造ラインに着工。治験薬の製造ラインは2021年7月に着工する予定で、総工費は約180億円を見込む。
焼津技術センターでは現在、主に固形製剤の製造を担っている。新施設は、抗体製剤だけでなく、高い技術が要求される今後の新しいモダリティ(様々な創薬手法)製剤にも対応可能としている。アステラス製薬は、製品化までのプロセス開発の加速などを図るため、22年4月1日にアステラス ファーマ テックを吸収合併する予定。