MRこそオーケストレーターだ
日本ベーリンガーインゲルハイム 代表取締役会長兼社長 青野 吉晃 氏
公開日時 2020/12/29 00:00
情報量が増えるほど適正な患者に使われる「デジタル情報で処方を決めるという医師もいるとは思うが、大多数の医師はMRが提供するデータを通じ、データに基づく解釈で最適な患者像を見いだす。こうしたディスカッションを通じて初めて処方を決めるようなことは続いていく」-。日本ベーリンガーインゲルハイムの青野吉晃代表取締役会長兼社長はこう言い切る。世はデジタル化社会の実現に向けて走り出した。AIがビッグデータを解析し、最適化されたソリューションを医師や患者に提供し、治療への満足度を高める時代が迫っている。青野社長は、「いくらAIが普及しても、我々の仕事の最後はヒト(MR)だ。これは断言できる」と胸を張る。この活動こそが結果的に新薬の価値を高め、社会に貢献するパワーになるとも断言する。「これをもっと追求したい...