アレクシオン 国内でのATTR治療薬の独占的開発・商業化権取得 米ベンチャーから
公開日時 2019/10/07 03:50
アレクシオンファーマは10月4日、米国サンフランシスコに拠点を置くバイオベンチャーEidos Therapeutics,Inc.がトランスサイレチン型アミロイドーシス(ATTR)を対象に開発を進めている「AG10」について、国内での独占的開発・商業化権に関する契約を締結したと発表した。現在フェーズ3段階にあり、今後はアレクシオンが開発を進める。
Eidos社は2500万ドルの契約一時金と、2500万ドルの株式投資を受領する予定。また追加で、日本におけるマイルストンとロイヤリティ関連の支払いを受ける可能性もあるとしている。
「AG10」は、現在開発中の経口低分子薬。トランスサイレチンの4量体構造を強力に安定化させることで、トランスサイレチン型アミロイドーシスを引き起こす一連の分子イベントの発端を止めるよう設計されている。
Eidos社は、遺伝子疾患を対象とした薬剤の開発に取り組むバイオベンチャーとして2015年に設立したBridgeBioの子会社。トランスサイレチンアミロイドーシスによって引き起こされる疾患を対象とした薬剤の開発に力を入れている。