待ったなしの「医師の働き方改革」
結果を求められる対策で医療機関再編にも影響?
公開日時 2019/09/30 00:00
厚生労働省は9月2日、第2回目となる「医師の働き⽅改⾰の推進に関する検討会」を開催した。7月に初会合を開いた同検討会は、「医師の働き⽅改⾰に関する検討会」が3月にとりまとめた報告書のなかで、医事法制あるいは医療政策で対応するとされた事項について主に検討。最速で年内にとりまとめを行い、来年の通常国会での法案提出を目指している。2024年4月から適用される医師の時間外労働規制は“待ったなし”であり、現場の医療機関が確実に勤務医の労働時間短縮を図れる枠組みを早急に整備していく必要があるからだ。労働法制上の罰則付き上限規制という“強制力”で、医療機関の業務改革が一気に進むだけでなく、進捗が捗々しくない医療機能再編などにも大きなインパクトを与える可能性が...