フォーミュラリ―で薬剤評価に薬剤師の積極関与求める
厚労省 田宮 憲一 薬剤管理官
公開日時 2019/07/31 00:00
厚生労働省保険局医療課の田宮憲一薬剤管理官は7月7日、長崎市で開催された日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会で講演し、フォーミュラリーについて、「質と安全性の高い薬物療法を効率的に実施する観点からの採用薬の評価の実践」として、薬剤師が職能を発揮する姿を描いた。一方で、現時点では院内フォーミュラリーを策定する医療機関自体が数%にとどまっている現状を指摘。最新の診療ガイドラインや審査報告書を熟知するなど「適切な薬剤選択や適正使用に必要な専門性の向上」することで、職能を発揮するために研鑽することの重要性を指摘した。田宮薬剤管理官は、「将来に向けて薬剤師は素養を身に付けて貢献することが求められる」と強調した。(望月英梨)フォーミュラリーをめぐっては次期診療報酬改定の検討項目にあがっており、6月...