禁煙治療アプリ開発のキュア・アップ 22億円の資金調達でグローバル展開視野
公開日時 2019/07/08 03:50
禁煙治療に用いる治療アプリの開発などに取り組む、医療系ITベンチャーのキュア・アップ(東京都中央区)は7月5日、第三者割当増資で総額22億円を資金調達したと発表した。調達した資金は、国内でのアプリ開発の加速や、対象疾患の異なるアプリの開発にとどまらず、グローバル展開を見据えたもの。国内外でビジネスの成長加速を目指す。
同社は2014年の設立以来、治療用アプリなどプログラム医療機器の開発や、モバイルヘルス関連サービス事業を手がけている。これまでに禁煙治療と並行して用いるニコチン依存症治療用アプリを医療機器として承認申請を行ったほか、脂肪肝治療用や高血圧治療用のアプリも開発中だ。19年3月には、米国法人を設立しており、グローバル展開にも注力する考えだ。
今回の引受先は、第一生命、森トラスト、コシダカホールディングス、INTAGE Open Innovation投資事業有限責任組合、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、慶應イノベーション・イニシアティブ、いわぎん事業創造キャピタル、みずほキャピタル-の8社。これにより累計資金調達額は、約41.7億円となる。