日本BD 免疫検査ロボットを発売 検体前処理からレポート作成まで自動化
公開日時 2019/07/08 03:50
日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD)は7月5日、診断などを行うための免疫検査を自動化するロボットを発売した。検体の入った採血管をセットすれば、最大40検体を前処理から検査レポートの作成までを自動で行う。バーコード管理により検体や使用された試薬のトラッキングを確実に行う機能も搭載した。検査ミスや検査技師の感染リスクの低減を期待する。
製品名は「BD FACSDuet 自動サンプル調製システム」。免疫異常症の診断、臓器移植後の治療効果の確認、血液腫瘍の診断・分類などを行う検査機器であるフローサイトメーターと接続して用いる。検査を正確に行うには、検体の前処理が重要。これまで検査技師が行っていた検体の分注、試薬や溶剤のピペッティングによる注入、攪拌などを、システムのプログラムに沿って自動で行う。これにより検体の調製におけるばらつきを抑えられる。希望小売価格は1180万円。