スズケンと東邦 価格下落で大幅減益 10年3月期予想も厳しく ほか
公開日時 2009/05/31 00:00
経営◆スズケンと東邦価格下落で大幅減益10年3月期予想も厳しく大手医薬品卸のスズケンと東邦薬品ホールディングス(HD)の09年3月期決算が5月8日に発表された。薬価改定の影響を受けながらも両社とも1桁の増収は確保したものの、医療施設からの価格の引き下げ圧力に抗しきれず、2桁の大幅減益となった。当期純利益では、スズケンは投資有価証券評価損と特別退職金などによる150億円に上る特損を計上したため66.8%減。東邦HDは、資本・業務提携していた富士バイオメディックスの民事再生手続き申立てに関連する損失などによる特損78億円の計上で赤字決算となった。10年3月期予想でも両社とも今決算の前期の08年3月期に計上した利益水準には届かない。会見した東邦HDの松谷高顕代表取締役会長は、「利益は、来年の薬価改...