経口C肝薬エレルサ+グラジナ 「第一選択で処方」は26%にとどまる
公開日時 2018/04/30 00:00
高評価も「第一選択薬にせず」は28%8週投与の競合新薬への関心少なくなく日本のC型肝炎ウイルス感染者は150~200万人ほどと推定されている。その7割はジェノタイプ1型とされ、4年前に同タイプをターゲットとするインターフェロンフリーの直接作用型抗ウイルス薬(DAAs)が登場して以降、C型肝炎治療は長足の進歩を遂げてきた。なかでも、2015年9月に発売されたハーボニー配合錠は高いSVR(血液検査でHCV陰性になるウイルス学的著効)を示し、市場をリードしてきたのは周知のとおりである。ただ、重度の腎機能障害患者には使用できないなど、ハーボニーを含むDAAsにもまだ改善の余地が残されていた。そのような中、同タイプのC型慢性肝炎およびC型代償性肝硬変に対する4剤目のDAAsとして16年に上市されたのが...