狙われる病院
公開日時 2018/01/31 00:00
メディカル・ジャーナリスト西村由美子行政機関が連日数千万回のサイバー攻撃にさらされていると報告されている米国。調査によれば教育機関の25%、医療機関の16%も大きな被害にあっている。件数・被害額とも増加しているのが平均4秒に1回送りつけられてくると言われているランサムウェア攻撃だ。データとシステムに身代金ランサムウェアは、システムに不法に侵入し有害に動作させる意図で制作された「マルウェア(悪意あるソフト)」の一種。システムの本来の所有者・利用者のシステムへのアクセスを阻害し、システムとデータをあたかも誘拐や立てこもり事件の人質のようにロックし、これを解除するための「身代金(Ransome=ランサム)」を要求する犯罪を可能にするソフトウェアだ。米国の医療関係団体大手HIMSSの調査によれば、米...