難病コンシェルジェ
公開日時 2017/11/30 00:00
畑中ファーマ・コンサルティング畑中和義“MRよ、難病コンシェルジェたれ”を提案する。難病患者や家族の方々が切望されているのは、その病気の診断基準の確立と根治的な治療方法の開発だ。再生医療・遺伝子治療や医薬品開発の進展に期待が高まっている。本稿では、研究・開発分野でなく、難病に対してMR・マーケティングが何をなすべきか、何ができるだろうかに焦点を当てて考えていく。NPO法人患者中心の医療を共に考え共に実践する協議会の活動の中で、私に最も大きな影響を与えたのは、難病、小児慢性特定疾病、障がいの方々との出会いであった。難病・障がいの人々や家族の方々の、病気や障がいとの闘い、スティグマ、社会の偏見、差別などの実情を聞くたびに、自分の無知、偏見を感じずにはいられなかった。自社製品の売り上げ拡大のみに血...