訪問規制時代 インターネット、メールなどマルチチャネルの活用が有用
公開日時 2017/08/31 00:00
株式会社エム・シー・アイコンサルタント/白書編集長岡﨑達也現状の訪問頻度が「今のまま」で維持された場合の処方の変化についても、調査ではたずねている(図1)。「処方は変わらない」と回答した医師が85%に上ることは注目すべき点だろう。この結果は、従来までと同様の訪問回数を維持したとしても、多くは得られる成果(処方)が変わらない。つまり、従来のMR活動では、成長軌道を描けないことを意味する。そこで、訪問頻度を維持しても「処方は変わらないと思う」と回答した医師に対して、ある企業のMRの訪問頻度が半減したと仮定した場合、その企業の処方がどう変化するか聞いた。訪問数の減少によって「処方は変わらないと思う」が49.6%と約半数を占めたが、「やや減ると思う」(37.5%)、「処方は減ると思う」(12.5%)...