持効型インスリン製剤ランタスXR 今後の処方増意向は8割超
公開日時 2017/07/31 00:00
安全性に対する評価は高いものの、想定患者像の輪郭はやや不明瞭糖尿病患者では、1型糖尿病は言うに及ばず、2型糖尿病であっても基礎インスリン分泌が低下している場合はインスリン投与が考慮されるが、昨今はこうした患者で1日1回の注射で済む持効型インスリンを使用することが増えている。特に多忙な世代の血糖コントロール方法として持効型インスリンに食後高血糖を防ぐ経口血糖降下薬を併用する「BOT」が頻用されている。持効型インスリンは、頻回に注射をする速効型インスリンに比べ、血糖値の日内変動が少なく、結果として低血糖発作の発現頻度も少ないことが特徴とされる。2015年9月、持効型インスリンのランタス注ソロスターの濃度を3倍にしたランタスXR注ソロスターが発売された。ランタスの特許失効による後発品対策とも言われ...