調剤報酬改定の技術料への影響を考える
公開日時 2017/03/31 00:00
中小企業診断士平田雄一郎保険薬局関係者から2016年4月実施の調剤報酬改定で技術料の算定要件が厳しくなったという声を聞くMR、MSの方も多いのではないだろうか。前号では、技術料全体でみると、数値上大きな影響がみられなかったことを紹介した。現状の理解を深めるためには、技術料の項目を見ていくことが必要だ。16年度改定では、保険薬局により、技術料の上げ下げも大きい。前号同様、厚生労働省が公表する「最近の調剤医療費(電算処理分)」のデータから考える。調剤基本料は処方せん1枚当たり60円減少処方せん1枚当たりの技術料は、▽調剤基本料、▽調剤料、▽加算料、▽薬学管理料――の4項目に大別される。項目別に、改定後にどのような変化が起きたか考えていく。処方せん1枚当たりの技術料は、2200円前後で推移している...