C型肝炎・IFNフリー療法 4番手のエレルザ+グラジナ登場 様々な背景患者に使用可
公開日時 2017/03/29 00:00
2016年11月18日、MSDは経口C型肝炎治療薬で、ジェノタイプ1型の適応を持つインターフェロン(IFN)フリー療法として4番手となるNS5A阻害薬エレルサ(一般名:エルバスビル)とNS3/4A阻害薬グラジナ(同グラゾプレビル水和物)を発売した。両剤は併用して用いる(以下、「エレルサ+グラジナ」と表記)。ジェノタイプ1型に対するIFNフリー療法としては治癒率の面で最強といわれるハーボニー配合錠があるなか、エレルサ+グラジナがどのような存在感を発揮するか、臨床上の意義があるのか注目されるところ。そこで今回は、エレルサ+グラジナとハーボニーにフォーカスして、その特徴を分析する。文末の関連ファイルで、エレルサ+グラジナ、ハーボニー、ヴィキラックスについて、効能・効果、用法・用量、安全性、有効性な...